その他

リラックスすればいいってものでもない

自分自身のあるワークの後、おなかの中心から緩んで、こんなに力が抜けてリラックスしたことはない!!!という経験をしました。それは何とも心地よく、次の日の朝もその感覚は何となく続いていたのです。ところが、次の日の朝、Zoomのミーティングで、相手のお宅のワンちゃんが数回吠えたら、身体がビクッと飛び跳ね体全体が固まってしまいました。

身体をリラックスさせて消化休息モードにする自律神経系は背側迷走神経複合体と呼ばれるものです。この神経系は緩やかに働くとリラックスをもたらしてくれるのですが、強く働くと身体を凍り付かせてしまいます。これは、野生動物がほかの動物に襲われたときに、仮死状態になって逃げのびたり、命を失うときに苦痛を感じないようにしたり、エネルギーを温存したりするために備わっている力です。

発達トラウマなどを持つ人の場合、いつも危険信号を拾うように身体のセンサーがセットされているので、背側迷走神経系を使って苦痛から逃れるのが癖になっていることが多いのです。ですから、背側迷走神経系の強い使い方になれているので、程よくリラックスすることが難しく、リラックス自体が怖かったり不快だったりすることもあるのです。そして、せっかくリラックスできても、何かのきっかけで簡単に凍り付きに入ってしまうこともあります。ですから、リラックスするのも少しずつ練習が必要だったりします。

ゆっくり、ゆっくり、焦らずいきましょう。

  • この記事を書いた人
香田 利恵子

香田 利恵子

-その他
-,