悩み

王様体験

こんにちは。セラピールームFosterの石川詩織です。

昔、王様ゲームというものがありましたね。
あなたが育った家には王様はいましたか?
王様は何人いましたか?
王様はお父さんでしたか?お母さんでしょうか?それとも、あなたや他のきょうだいでしたか?

本来、家庭の中で王様であるべきは【赤ちゃん】です。赤ちゃんは、寒ければ泣いて毛布を掛けてもらわなきゃならないし、おなかが空けば泣いておっぱいをもらわなきゃならないし、さみしければ泣いて抱き上げてもらわなきゃならないんです。赤ちゃんは王様として振る舞えないかぎり、生きていくこと自体ができません。

赤ちゃんは他人の都合を考えられません。対等な立場で他人と交渉することもできません。未来を想定して待つことも、計画することもできません。自分と他人を区別する力もありません。感情をコントロールすることもできません。責任も取りませんし、後始末もしません。

でも、その全てを許されてはじめて、幼さを手放して大人になれるのです。

何をどうやっても望みが叶えられない時、赤ちゃんは訴えることを諦めます。自分の願いや存在そのものが間違っているのではないかと、疑うようになるのです。

私たちは月齢ごと・年齢ごとに達成しなければいけないノルマを課せられて生まれてくるように思います。そのノルマを積み残していると何歳になろうとツケは回ってきて、願いや叫びと一緒に飲み込んだ幼い自分が、人生を乗っ取ってしまうのでしょう。

大なり小なり、大人の中にも赤ちゃんはいるものです。それはとても自然なことですし、純粋な好奇心や歓びの源泉になることでしょう。

でももし、あなたが王様として振る舞ってしまうことが多くて苦しんでいるなら。
子どもの頃、パニックを起こした赤ちゃんのような王様に支配されて育ったと気づいたなら。

そんなあなたに必要なのは、がむしゃらに成長の階段を上ることではなくて、いちど階段を下りて、弱いまま、不完全なままに許されて、受け入れられて、安心する経験を積むことなのです。

まずは、ご自身が心から望んでいることは何なのかを探っていけるといいですね。あなたが今握りしめている夢を叶えたら、あなたは何を手に入れるのでしょうか?その夢の奥に、どんな願いが見えるでしょうか?その願いこそが、ご自身を指針にして生きていくために、大人のあなたを支えてくれることでしょう。

  • この記事を書いた人
石川 詩織

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